電話する WEB予約
WEB予約
よいいき
042-705-4119
※お電話によるご予約はこちらから

糖尿病 diabetes

糖尿病について

糖尿病は、血液中に含まれるブドウ糖(血糖)が増えすぎてしまう病気です。何らかの原因でブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなると、ブドウ糖が慢性的にだぶついてしまい、全身の血管に様々な問題が現れます。さらに進行すると、腎機能が低下して人工透析が必要になったり、視力が低下して失明の原因になったりします。心筋梗塞や脳梗塞を発症するなど、深刻な事態に陥るケースも少なくありません。健康診断などで血糖値の異常を指摘された方は、なるべく早い段階で医療機関を受診するようにしましょう。

このような方は要注意です

不摂生な生活習慣を続けていると、糖尿病になりやすいといわれています。下表の各項目にあてはまるものが多いほど、糖尿病になる可能性が高くなります。そのような方は、お早めに生活習慣を見直すようにしましょう。

  • 野菜や海草類をあまり食べない
  • 食べ過ぎることが多い
  • 朝食を食べない
  • お酒をたくさん飲む
  • ドリンク剤をよく飲む
  • 脂っこいものが好き
  • 定期的な運動を行っていない
  • 肥満傾向だ
  • ゆっくり休めない
  • ストレスが溜まっている
  • 夕食の時間が遅い
  • 食事の時間が不規則
  • 家族や親戚に糖尿病の人がいる

など

糖尿病のタイプ

糖尿病のなかには、1型糖尿病や2型糖尿病などのタイプがあります。このうち1型糖尿病は、インスリンを作成する膵臓のβ細胞が自己免疫反応などで破壊されてしまい、インスリンがほぼ分泌されていない状態になります。子どもや若い世代の方に多いのですが、青年期以降に見つかるケースもあります。

これに対し、2型糖尿病は不摂生な生活習慣が大きく関係しているタイプです。日本人の場合、全糖尿病患者様の90%以上は2型糖尿病だといわれています。遺伝的要因も考えていく必要がありますが、主に糖質の摂り過ぎ、不規則な食生活、過度の飲酒、喫煙、運動不足、肥満などでリスクが高まります。多くの患者様は、初期の段階では自覚症状がありません。しかし、放置していると糖尿病三大合併症(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害)などの合併症を引き起こすことが多いので、注意が必要です。

主な治療法

1型糖尿病の場合は、インスリンがほぼ分泌されていないため、インスリン注射が不可欠となります。患者さんにもよりますが、毎日4回程度のインスリン注射を行います。

2型糖尿病の場合は、まず生活習慣の改善から開始します。血糖値を高めないようにするため、過食や偏食、間食、夜食などを控えます。ただカロリーの摂取量を適正化するだけでなく、栄養バランスにも気をつけます。とくに肥満の方は、インスリンが働きにくくなっているので、減量に努めてください。また、スイミングやサイクリングなどの有酸素運動を毎日30分程度は行い、血糖値が上がりにくい状態にすることも重要です。なお、食事療法や運動療法だけでは血糖値が十分に下がらず、動脈硬化促進による合併症や糖尿病三大合併症などの発症リスクがある場合は、血糖値を下げるための薬物療法が必要になります。